高齢者になりますと、なかなか食事が摂れなくなる方が多くなってきます。
介護予防の事業でも、栄養改善のプログラムなどが組み込まれていることからもその重要性がお分かりになるかと思います。
介護予防で重要となる高齢者の食事内容とはどのようなものか解説していきたいと思います。
高齢者の特性と食事との関係
高齢者の多くは、生活習慣病と呼ばれる、高血圧、糖尿病(関連疾病)、脳血管障害の疾病に罹患する可能性が非常に高くなります。
介護予防の観点からも、このような既往歴がある方がさらに症状が悪化しないように、食事に対する配慮が必要になってきます。
食事に対する配慮の大きな柱は2つ、塩分量の計量とカロリー計算です。
これは、一般介護予防の事業にも組み込まれております、栄養改善の事業で個々に栄養改善の計画を立案し、訪問・通所によりサービスが実施される場合もあります。
介護予防の一環とは言いましたが、食事は医療とも密接に絡み合っております。
病院に入院し、退院に向けて、栄養指導なども行われます。
ですがあくまでも、毎日の食事を作るのは家族や本人になります。
では、本人や家族が、塩分量やカロリーの計算をしてどのような食事を作れば(準備すれば)良いでしょうか。解説していきたいと思います。
塩分制限の方法とは
塩分制限を家庭で厳密に、何グラムか計量して調理するということでも、もちろんいいのですが、実際にこの調理法では、息が詰まってしまいます。
ですから、簡単に使う醤油は減塩にして、今まで味付けをしていた醤油を使用せず、ダシなどで代用すると簡単に減塩することが可能です。
また、味噌汁は一番飲みたいところだと思いますので、飲まないようにするのは、難しいですので、通常の量を半分だけにして、お湯で薄めると良いです。
これで、相当の減塩になりますので、高血圧程度の減塩食の対応は問題ないかと思います。
カロリーの計算
カロリー計算は、減塩より困難ですので、家庭でカロリーを計算して調理することはかなり困難が伴います。
ですから、これまでの副菜は全てお野菜に置き換え、ドレッシングは使用しないだけで、かなりのカロリーを減らすことが可能です。
もう少し厳しくカロリーの計算をしたいという場合は、病院や栄養士さんから指示のあった米飯の量だけは、きちんと計量してください。
これで、だいぶ指示カロリーの近似値となるはずです。
まとめ
もちろん一番手間がないのは、配食の弁当の注文をすれば、上記のようなことを考えずとも、簡単に減塩やカロリーのコントロールが可能です。
ですが、これが非常に味気ないのです。
やはり、家族の手で作られた食事を温かいうちに食べるということも非常に重要です。
少しの手間で、減塩やカロリーを減らすことは可能ですので、ぜひ試してみてください。
