介護予防における通所型サービスをリハ利用特化型とするには

介護予防を謳って、通所型サービスでは、リハビリ特化型と標榜している事業所が、街中でも多く目につくようになりました。

では、通常の通所型サービスと、リハ利用特化型の通所型サービスの違いとはどのようなものなのか、また、介護予防に効果があるのか解説していきたいと思います。

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通所型サービスとリハ利用特化型の通所型サービスの違いとは

まず勘違いしてはならないのが、他の通所介護とリハ利用特化型の通所介護は、介護保険法上の違いはないということです。

端的に言いますと、算定している加算は違うかもしれませんが、設備、人員基準などの運営基準等は、通常の通所介護と同じです。

「リハ利用特化型ですよ」と通所介護の事業所が標榜しているにすぎません。

ですから、リハビリ利用特化型ということで、リハビリ専用の基準になっているというわけではないということをまず理解しておきましょう。

どのような利用形態となるのか

これは、通常の通所介護とは少し利用形態が異なります。

通所介護であれば、多くの事業所が7時間以上のサービス利用区分を採用していると思いますが、リハ利用特化型では、2時間以上3時間未満として、短時間の設定となっている事業所が多くあります。

この場合は、午前と午後の2部制となっており、入浴や食事のサービスの提供はありません。

サービス利用中の流れ

来所しますと、バイタルサイン(体温、血圧、脈)の測定を行い、体調のチェックを行いますが、ここまでは、通所介護と変わりはありません。

ここからがそれぞれのリハ利用特化型の通所介護の独自性が出てくるところです。

多くの場合は、お茶などで水分補給を行い、一休みしますと、早速全員で準備体操などを行います。

それから、個別のメニューにより、運動を開始します。

マシンを使って、下肢や上肢の筋力トレーニングを行います。

ただ個別に漫然とトレーニングを行うのではなく、詳細な個別の計画書を作成し、その計画書に沿って実施されます。

一通り運動したら、こわばった筋肉をほぐし、リラックスさせて終了となります。

事業所により異なりますが、時間配分によっては、身体機能だけではなく、認知機能の向上のために、脳トレなどを行うところもあるようです。

まとめ

このように、リハ利用特化型の通所介護は、介護予防に大きな役割を果たしていると言えます。

事業所を選ぶ際には、ピンキリがありますので、きちんと体験利用してみて、本当に利用する本人の介護予防に資することができるのかよく検討して、利用すると良いでしょう。

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