介護保険の給付費が増大していく中で、高齢者の要介護状態とならないようにすることは至上の命題であると言えます。
平成18年度から一般介護予防事業が開始され、その後いくつかの改編がなされたものの、継続して運用されてきています。
高齢者にまつわる事業ですので、介護保険と一般介護予防事業に違いがあるのか解説していきたいと思います。
一般介護予防事業とは
まず介護保険との違いを説明する前に、抑えておかなくてはならないのが、一般介護予防事業とは、どのような事業なのかということでしょう。
地域に住む高齢者が、生きがいや役割を持って生活できる地域の構築を目標としています。
一般介護予防事業は、地域の助け合いの精神や民間のサービスとうまく組み合わせて、住民が主体となって展開されるべき事業であります。
一般介護予防事業の類型とは
一般介護予防の類型は5つに分けることができます。
「介護予防把握事業(地域の実情に応じて収集した情報等の活用により、閉じこもり等の何らかの支援を要する者を把握し、介護予防活動に繋げる)」
「介護予防普及啓発事業(介護予防活動の普及・啓発を行う)」
「地域介護予防活動支援事業(地域における住民主体の介護予防活動の育成・支援を行う)」
「一般介護予防事業評価事業(介護保険事業計画に定める目標値の達成状況等の検証を行い、一般介護予防事業の事業評価を行う)」
「地域リハビリテーション活動支援事業(地域における介護予防の取り組みを機能強化するために、通所、訪問、地域ケア会議、サービス担当者会議、住民運営の通いの場等へのリハビリテーション専門職の関与を促進する)」
の5つの事業があります。
介護保険と一般介護予防事業の違いはあるのか
一般介護予防事業についてはこれでお判りになったかと思います。
では、介護保険と一般介護予防事業の違いというのはあるのでしょうか。
よく勘違いをされる方が多いのですが、「介護保険は、介護が必要になってからだから、介護予防事業とは違う制度」と思っている方が非常に多いと言うことです。
ですが、実際は、介護保険制度の枠組みにある、一般介護予防事業ということになります。
ですから、介護保険と一般介護予防事業の違いというのはないということになります。
まとめ
介護保険制度と一般介護予防事業についてはこれでお判りになったかと思います。
介護予防につきましては、これからも改編されさらに重要度が増していくと思いますので、その流れについてはみなさんも良く注視しておくことをお勧めします。
