高齢化社会の到来により、近年では介護士の人材不足が問題になっています。
その対応策として掲げられているのは、介護が必要になっていく方々にあらかじめ介護予防活動をしていただき、少しでも今まで通りの介護の必要ない生活を送っていただくという事を進めています。
その中でもデリケートかつ重要なのが頭の体操です。
これは言葉のごとく”脳”を使う事によって、認知症などを防ぐ事にです。
脳トレは難しい事ではない
介護予防における頭の体操と聞くと、何か難しい事をするのかもと思われるかもしれませんが、決してそんな困難な内容ではありません。
ここで行われる頭の体操である脳のトレーニング、通称”脳トレ”ですが内容は誰にでもできる事です。
実施している施設もほとんどのグループホームやデイサービスなどで、利用者の方に対してゲーム機を使用して脳を働かせるトレーニングを行ってもらう一般的な認知症対策です。
方法は楽しみながら
そもそも、使用するのは一般のゲーム機です。
本来は認知症予防用の頭の体操をする為のものではありませんが、頭を使って問題を解くという行為を遊びながら出来る設計なので、苦痛もなく効果的です。
しかも介護予防としてなどと言わずにまわりの人も楽しめるので本人も飽きません。
音楽ゲームや数字を使ったパズル(数独)などは遊ぶことを前提で作られているので楽しみながら頭の体操になるので、利用者はその存在さえ知ってしまえば介護士の勧めとは関係なく遊びながら介護予防が出来るのです。
他にも意外なことに、パチンコも脳トレになるという事をご存知ですか?
あまり医療と関係ないようにも見え、勿論一般のパチンコとは異なり簡単に遊べるように徴されたものを使用しての活動になり、それらは福祉用レクリエーション機器になっているのです。
操作法は一般的なパチンコと同じでハンドルを回して球をはじき出すだけです。
これらは光や音を効果的に活用する画面効果で脳に適度な刺激を与えます。
同時に大当たりなどが出ると喜びや興奮を覚えるので、認知症予防にもつながるのです。
近年「アミューズメント・カジノ」が高齢者の人気を集めているのですが、この中のルーレットやスロットルを介護予防に活用するといった取り組みもあるほどです。
効果としては、コインを手に取り機械に入れる行為は指先を使うので良い刺激になり、ルールを覚えてチップの計算をするという事で自然と頭の体操、はたまた介護予防につながるのです。
これらは従来のグループホームで行われていたレクリエーションでの頭の体操は種類があまりなく楽しくないので苦手な人が多かった中、福祉用ぱちんっこなどなら高齢者の方も楽しみながら積極的に参加できるという事から人気となっています。
その他の頭の運動
近年、有酸素運動と脳トレで認知症予防をする「コグニサイズ」というものも注目されています。
「コグニサイズ」というのは造語で「認知=コグニション」と「運動=エクササイズ」を組み合わせた言葉です。
主に有酸素運動であるウォーキングと脳トレの計算や言葉などを合わせて行うものです。
内容も、数字や50音などを声に出して数えながら行うもので、途中途中で発する言葉を法則を作るなどして変化を加えて対応する事で脳を刺激していくというものです。
これらと同様のものであれば、「パランススティック」や歩きながら3の倍数の時に手を叩いてみるなどの方法もあります。
この場合間違えてしまっても歩くのはやめないままで続けるなどの取り決めをしておきます。
バランススティックは床に50mc間隔で並べたスティックの上を1列で歩き右足を出し次に両足をそろえ、次は左足を出しまたそろえるという歩調を続けていくもので、踏んでいる色を日本語や英語に質問者が切り換えながら「今踏んでいるのは何色か?」を答えていくものです。
頭の体操のみならず、介護予防は楽しんで続けられるものを選び、毎日の生活に少しづつ取り入れていく事が大切です。
