平成18年からは、介護予防では、口腔機能向上のために口腔ケアが重要であると提唱されてきました。
ですが、多くに方は口腔ケアと介護予防の相関関係については、ピンとこないかもしれません。
では、なぜ口腔ケアが重要なのか、また介護予防事業での口腔機能向上に効果的な口腔ケアの方法とはどのようなものかを解説していきたいと思います。
口腔機能向上、口腔ケアによる科学的論証
まず口腔ケアにより、口腔機能向上を図ることにより、どのような効果が見込まれるでしょうか。
厚生労働省より発出されています、「口腔機能向上マニュアル」によりますと、以下の通りとなります。
「食べる楽しみを得ることから生活意欲の高揚が図れる。」「会話・笑顔が弾み社会参加が継続する。」「低栄養・脱水を予防する。」とあります。
多くの方が実感されています通り、食べることは、そのこと自体も楽しみでありますし、友人や家族と交流したりするという楽しみもあります。
その楽しみから、生活の意欲が高揚するということは、お分かりになるかと思います。
また、最近ではメデイアでも取り上げられていますが、「自立した生活と日常生活動作の維持、向上が図れる。」「誤嚥・肺炎、窒息予防。」「むし歯、歯周病、義歯不適合を予防する。」「口腔摂取の質と量が高まる。」という効果も期待できます。
口腔ケアが不十分ですと上記のように、重篤な疾病につながる場合もあります。
これを、きちんと口腔ケアを行うことによりまして、口腔機能向上をはかり、口腔の機能を維持することは、高齢者にとって非常に重要であるということです。
効果的な口腔ケアの方法とは
口腔ケアについては、長い間に染み付いている習慣がありますので、簡単に悪い部分を改善することはできません。
ですから、歯科衛生士、看護師、保健師などにより、専門的に実施することが一番です。
また漫然と口腔ケアを実施するというよりは、「事前アセスメント」を実施してから、その方の何が問題なのかを評価する必要があります。
その結果に基づき、個別の口腔機能向上のために計画書を作成し、あくまでも計画的に実施する必要があります。
まとめ
高齢者の場合は、口腔の健康状態が非常に重要ということもお分かりになったかと思います。
ですが、先にも記載しましたが、なかなか個人で判断することは難しい部分も多くあります。
ですから、口腔ケアについては、このように専門家によく相談し、計画的に実施することも重要になってくるということになります。
